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2013.6.16投稿記事①

ナバホとホピ

米アリゾナ州の北東部には、全米最大のインディアン居留地があります。
このインディアン居留地の北側にはナバホ族が、南側にはホピ族が住んでいます。
なぜこの地が全米最大の居留地となったのか。
それはただ単に、この一帯が砂漠地帯で不毛の地であるから、白人がいらないと判断したからに過ぎません。
この居留地の西側には、有名なグランド・キャニオンがあります。
あの景色を見れば、白人がいらない土地と考えたのも理解できます。

ナバホ族は遊牧民族であり、アメリカ合衆国の先住民政策によって居留地に押し込められたのに対し、ホピ族は農耕民族であり、このやせた土地に先祖代々暮らしてきました。

アメリカではこの居留地は長らく不毛の土地として捨てられていたようなものでしたが、この居留地に石炭やウランなどの天然資源が豊富にあると分かって、状況が変わります。
1941年にインディアン局によってナバホ族居留地のモニュメント・バレーでウランが発見されると、その翌年から1945年までの間に約1万1千トンのウラン鉱石が採掘されました。
このウランはニューメキシコ州北部のロスアラモスに運ばれ、広島と長崎の原爆の材料にされました。

ウランは原発で使用した後の使用済み燃料や原発事故での放射能汚染だけが問題になるのではありません。
ウランの採掘の際、大量の放射性廃棄物が出ます。
そしてそれはそのままウランの精製の際に廃棄され、深刻な環境汚染を引き起こします。
更に採掘の際にはラドンなどの放射性物質が発生し、気体であるがゆえに容易に採掘者の体内に入り込み、肺ガンや白血病を引き起こしました。
当然鉱山で働く採掘者は皆、貧困にあえいでいたナバホ族の人たちであり、十分な教育や装備を与えられぬまま働かされたうえに、ガンなどになっても十分な補償すらなく捨て置かれたのです。

ホピ族には先祖代々守ってきた予言があります。
彼らは文明社会を破滅させる「金の灰の詰まったヒョウタン」の元となるものが、自分たちの聖地の下に眠っていると伝えられてきました。
それゆえに、彼らはあのやせた土地にずっと住み続けていたのです。

このように、核の問題について語るときに、インディアンの話が出てくるのはこういう理由によるものなのです。
そしてチェルノブイリの人たちや福島の人たちのように、ナバホ族もまた、核の犠牲者なのです。
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2013.6.15投稿記事③

マサイ族

牛乳は健康に良いか、という議論は諸説ありますが、概ね牛乳は健康に良くないと考えられているようです。
しかし単純に牛乳や乳製品はすべて排除すべしと考えるのは早計です。
実際に牛乳を摂っていて、健康な肉体を維持している先住民族はといえば、やはり思い浮かぶのがアフリカのマサイ族です。

マサイ族は牧畜と一部農耕を行って生活しています。
狩猟・採集もまた、行っています。
彼らの生活にとって牛や山羊は無くてはならないものであり、また貨幣の代わりの交換物でもあります。
マサイ族は牛乳や山羊のミルクを摂るほか、鉄などのミネラル、ビタミンD3などの脂溶性ビタミンを補給するため、子牛の血を飲みます。
ミルク、血、そして少量の肉が彼らの強靭な肉体を作り上げているのです。

マサイ族の飼っている牛は、無農薬、無肥料の完全に自然な草だけを食べさせて育てた牛です。
そしておそらくマサイ族は、乳糖に耐性を持っているのでしょう。
彼らの食生活を見る限りは、牛乳や山羊のミルクが彼らの健康に重要な役割を果たしていることを認めざるを得ません。

牛乳の問題には乳糖のほか、飼育されている乳牛の環境や与えられている飼料の問題、殺菌法やホモジェナイズなど、色々あります。
ですから乳製品は全てダメ!という訳ではないことを、知っていただきたいと思います。

2013.6.14投稿記事①

ピダハンの食べ物

こんにちは、さとうながおです。
今回はピダハンの食生活について書きます。
ピダハンはアマゾンの奥地に住む先住民族です。
先日紹介した本である、「ピダハン」は非常に面白いですから、ぜひ“買って”お読みください。

先住民族の食生活を研究している僕とすれば、やはり何を食べているかが気になります。
「ピダハン」によると、彼らはほぼ狩猟、採集、漁労で生活しています。
一部農耕を行ってもいるようですが、農耕は宣教師が村に派遣された折に、マニオク(キャッサバいものこと)の栽培法を伝えてから行うようになったとのことです。
村の男たちが主に狩猟を行い、女や子供が果物や木の実などを採集するとのことでした。
農耕も主に女性が行うとのこと。
ナッツ類は、ブラジルナッツというものを良く食しているようです。

一方狩猟では、陸生動物はサルやアリクイ、ワニなどを獲って食べるようです。
基本的に何でも食べるようですが、何故かアナコンダだけは食べないようです。
それに、ピダハンはアマゾン川の支流のそばで生活している民族なので、川での漁を良く行ようです。
漁は朝でも昼でも夜でも、いつでも行います。
そして、自分たち家族が一度に食べる分だけを獲っています。

食事の中では、魚の占める割合が7割に達するとのことで、動物性食品の摂取割合が多いのは、アボリジニーやイヌイットなどと同様の傾向で、狩猟民族では普通です。

興味深いエピソードは、本の著者であるダニエルがどうしてもサラダを食べたくなって、宣教師の本部からサラダの材料を取り寄せた時、ピダハンが「何で葉っぱなんて食べるんだ、食べるものが無いのか?」と尋ね、ダニエルが、「いや、俺たちは葉っぱが好きなんだ」と答えると、ピダハンは大笑いして、「ピダハンは、葉っぱ食べない」と言ったそうです。
葉っぱなんて食べなくても、ピダハンはみな均整の摂れた筋肉質の肉体を持ち、皆健康で高い免疫力を持っているのですから、葉っぱを食べることと健康とは関係無いんでしょうね。

ちなみにピダハンは、何日かに一度は何も食べずに一日を過ごしたりするそうです。
ピダハンの中では、空腹は人を強くすると考えられていて、あえて食事をしない日を設けるのだそうです。
近代的な医療が何もないジャングルで生きていくための、ピダハンの知恵なんでしょう。
本当に、ピダハンからは学ぶことが多いですよ。

2013.6.5投稿記事③


メディシン・マン

ネイティブ・アメリカンの社会における医者というのは、いわゆる“メディシン・マン”と呼ばれます。
メディシン・マンは、病気の人に草や木の皮などを煎じた薬を飲ませたり、神に祈りをささげる歌を歌ったり、儀式を行ったりして病気を治します。
西洋文明に染まった人から見れば、なんて非科学的なんだと思うかもしれませんが、西洋医学よりも治癒率は高かったと推測できます。
信じない人は、信じないでしょうけどね。

そして、メディシン・マンにおいて最も重要なことの一つは、彼らの治療は無報酬であったという事です。
これがなぜ重要なのかというと、治療者が報酬を受け取るようになると、治療者は報酬を求めるようになります。
より多くの報酬を望むという事は、より多くの患者を望むという事になります。
メディシン・マンが無報酬なのは、社会に患者が蔓延しないためのネイティブ・アメリカンの知恵なのです。

そこで我々が生きている現代社会を振り返ってみると…
報酬目当ての人たちが、今日もせっせと患者づくりに勤しんでいるのが、あなたには見えませんか?

2013.2.19投稿記事②

イヌイット

肉食の話になると、よくイヌイットの話が出てきます。
イヌイットが健康でいられるのだから、人間は本来肉食の生き物だって言うけど、アンタ、イヌイットの何を知っているというの?
というわけで、今回はイヌイットの健康の秘密について書きます。

イヌイットとは、アラスカやカナダに住む先住民族の総称で、単一民族ではありません。
緯度の高い地域に暮らす彼らは、一年のうち10ヶ月は氷に閉ざされた地域で暮らしているため、植物性食品をほとんど手に入れることができません。
とはいっても、全く摂らないわけではなく、子ネズミが集めてきた落花生、ケルプ(大きな海藻類)、ツルコケモモの実、果実花やスイバの草などを採取し、冷凍保存したり、アザラシの油に漬けて保存したりして摂取しています。

そうはいっても、彼らの食生活のメインが動物性食品であることは違いなく、鮭などの魚類、アザラシやクジラなどの海獣類、カリブー(トナカイの一種)などの獣肉を食しています。
そうした動物性食品を、基本的には生で食べます。
そして大切な事は、内臓まで含めた全ての部位を食するのです。
アザラシやクジラなどは脂肪が豊富ですが、彼らはそれをそのまま食すだけでなく、食べ物の貯蔵に利用したりしています。
また、鮭などは乾燥させて保存食にする事もあります。

動物性食品ばかりだと、ビタミンCはどうするんだ、とか色々気になりますよね。
実はビタミンCは、人間や一部の類人猿、モルモットでは合成できませんが、他の大多数の哺乳類は体内で合成する事が出来るんです。
なのでライオンなど、完全肉食の動物であってもビタミンC欠乏にはならないのです。
ビタミンCは、動物の副腎や脾臓で合成され、貯蔵されています。
だからイヌイットたちは、アザラシなどの獣肉の副腎や脾臓を生で食しています。
我々は通常ビタミンCを野菜や果物から摂取していますが、新鮮な野菜や果物が年中手に入らない彼らでも、健康を維持するのに十分なビタミンCを摂取しているのです。
他にもさっき書いたように、限られた植物性食品を上手に保存しながら摂取することで、ビタミンやミネラルを十分に摂取しているのです。

イヌイットたちは人間が住むには過酷な環境に住んでいるため、長らく文明社会に侵されること無く独自の伝統文化を守って生活してきました。
彼らが健康でいられるのは、彼らが手に入れられる食料から健康を維持する上で十分な栄養素を摂取する事が出来ているためです。
そうでなければ、とっくに民族は滅亡するか、移住を余儀なくされていた事でしょう。
ですから、単にイヌイットが肉食中心だから、肉食でも健康が維持できると考えるのは早計でしょう。

イヌイットの健康の秘訣を学び、取り入れたいと願うのなら、うわべだけでなく生活のすべてを受け入れ、模倣しなくてはいけません。
毎年この時期になると、フード付きの“パーカ“を着ている人をたくさん見かけますが、パーカはイヌイットの民族衣装です。
イヌイットの恰好だけ真似しても、健康になれるわけでは決してありませんよ!









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