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2012.11.18投稿記事

歯周病と腸

さて、歯周病の原因はお口の中には無いと書きました。
では、本当の原因はというと、腸にありますと書きました。
どういうこと!?と思われた人が大多数だと思います。

実は、僕も最初はそう思いました(笑)。
でも、詳しい話を聞くうちに、確かにそうだという実感が持てるようになりました。
その話とは、分子整合栄養医学会のセミナーでのお話です。
そのお話の内容をかいつまんで説明いたします。

まず、歯周病という病気がどういうものであるかを知らなくてはなりません。
歯周病とは、歯周組織が不可逆的に破壊されていく一連の疾患のことをいいます。
この破壊は口腔内にいる歯周病原細菌によって引き起こされるとされています。

しかしこの歯周病原細菌というのは、実は誰のお口の中にもいる常在菌なのです。
誰の大腸にも大腸菌がいるように、誰の口の中にもいる、ありふれた菌なのです。
こういう常在菌によって引き起こされる病気を、日和見感染症といいます。

しかし大抵の人の口の中に歯周病原細菌がいるのに、ほとんどの人は重篤な歯周病にならないのは何故でしょうか?
それは、体が持っている免疫力によって守られているからなんです。

免疫には、局所的な免疫機能と全身的な免疫機能とがあります。
このうち局所的な初期免疫に重要な役割を持つのが粘膜と唾液です。
粘膜の健全性が保たれていること、唾液が十分に分泌され、かつsIgAやラクトフェリンなどの初期免疫に重要な物質が十分に分泌されていることが非常に重要となります。
また、歯肉溝粘膜で細菌と戦う主役は好中球です。
好中球が口腔内の歯周病原菌の繁殖や病原性の発揮から、生体を守ってくれているのです。

この免疫機構がきちんと働いている限り、口腔内に歯周病原細菌が居たとしても、歯周病は発症しません。

そしてこの好中球が正常に機能する鍵が、腸にあるんです。
そう、これが全身の免疫機能の主役である、腸管免疫です。

そもそも好中球は、どうして歯周病原細菌を攻撃対象と判別しているのでしょうか?

それには、小腸の栄養吸収と腸管免疫の仕組みを知る必要があります。

小腸は胃で消化され、十二指腸で分解された栄養素を体内に取り込む働きを持っています。
しかし、口から取り込んだ食物は全てが体にとって有益な栄養素とは限りません。
口から取り込んだ食物のうち、体にとって有益な栄養素のみを体内に取り込み、有害なものは排除するという、免疫の基本の仕組みが小腸にあるんです。
これを、腸管免疫といいます。

腸管免疫の主役は、パイエル板という所にあります。
このパイエル板で抗原提示を受け、体にとって有害か無害か有益かを判断しているのです。
そして、有害と判断したら、抗原提示を受けたT細胞やB細胞によって、初期免疫が発動するのです。
このように、小腸で抗原提示を受けた好中球やリンパ球などが全身を回ることを、ホーミングといいます。
そして抗原が存在する場所に免疫細胞が集まって抗原を攻撃するのです。

このように免疫機能に重要な役割を持つ腸管には、全身の免疫細胞の60~70%が存在していると言われています。
この腸管免疫が正常に働いている限り、歯周病が発症したり進行したりはしないのです。

というわけで、歯周病の予防のために最も重要なのは腸管であり、腸管免疫を健全に保つことこそが真の歯周病予防なのです。

じゃあどうやって腸管免疫を健全に保つのかについては、また今度書きますね。









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