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2012.12.1投稿記事

低血糖症の基本

予防歯科を語るうえで最重要な知識は、この低血糖症の病態でしょう。
低血糖症を知らずして、予防歯科の本質は理解できません。
しかし低血糖症を理解することは非常に難しいことも事実です。
そこで今回は、低血糖症の基本について書こうと思います。

低血糖症というと、血糖値が下がりすぎる病気と思われがちですが、厳密には違います。
低血糖症とは、血糖のコントロールが不良となり適切な状態に維持できない病気であると理解して下さい。
このため、低血糖症は耐糖能障害とも呼ばれます。

人間は糖質を摂取すると小腸で単糖まで分解後、吸収されます。
吸収された糖によって血糖値が上昇しますが、血糖値が高くなりすぎると生体は非常に危険な状態になるので、血糖値を下げるために膵臓のランゲルハンス島からインスリンというホルモンが出ます。
インスリンは強力に血糖値を下げるホルモンであるため、血糖値が低下するとともに、インスリン濃度も低下します。

人間の血糖値は空腹時でも通常は80~90mg/dlとなっています。
糖摂取によって血糖値は上昇しますが、150mg/dlを超えることはほぼありません。
糖摂取後30~60分に血糖値のピークがきて、その後ゆっくりと下降していきます。
しかし、血糖調節の機能によって65mg/dl以下にまで低下することは通常起こりません。
これが正常な血糖値調節機能です。

しかし、何らかの原因でこの血糖値調節機能が上手くいかなくなり、血糖値が上がりすぎたり、下がりすぎたりすることがあります。
この状態を低血糖症と呼びます。

低血糖症といってもその病態には色んな状態があり、症状も様々です。
低血糖症を診断するためには5時間精密糖負荷検査という検査を行う必要があるのですが、この糖負荷検査での血糖曲線はいくつかのパターンに分類することができます。

・ 反応性低血糖タイプ
・ 無反応性低血糖タイプ
・ 血糖乱高下タイプ

それぞれの血糖曲線タイプは、特有の臨床症状を呈することが多くあります。
そのため、一口に低血糖症といっても、その臨床症状は様々なのです。

なぜ低血糖症が起こるのでしょうか?
それは、様々な要因があるのですが圧倒的に重要な要因は、「糖質の過剰摂取」です。
過剰に摂取した糖質によって、急激な血糖値上昇が引き起こされ、インスリンが大量に分泌されます。
そうすると今度は血糖値が下がりすぎてしまうために、生体は血糖値を上昇させるための各種ホルモンを分泌します。
グルカゴン、アドレナリン、糖質コルチコイド、チロキシン、成長ホルモンなどです。
こういったホルモンが糖新生を促進し、血糖値を上げようとします。

しかし、血糖値を上昇させる各種ホルモンは、血糖値上昇以外の作用も持っており、血圧の上昇や心拍数の上昇、体温の上昇や発汗、緊張感や不安感を引き起こしたりします。
これが低血糖症が様々な症状を持つ所以なのです。

糖質の過剰摂取はむし歯の原因であるばかりでなく、腸管免疫に対する種々の悪影響、低血糖症とそれに続いて起こる糖尿病や免疫力の低下など、様々な病気を引き起こします。
この糖質の過剰摂取を認識させ、糖質制限や食習慣・生活習慣の改善を指導することが予防歯科の本質であるといって、過言ではありません。









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