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2012.12.11投稿記事

世界を知るために

世の中を知るために知っておくべき基本です。
まず、今世界の人口は約70億人です。
しかし、20世紀の初頭まで、世界の人口は15~20億程で、20億人を超えることはありませんでした。
それからわずか100年未満で何と3.5倍以上に増えたのです。

これはどうしてでしょうか?

理由は実は簡単です。
化学肥料(窒素肥料)が開発されたからです。

実は空中窒素の固定技術が開発されるまで、世界の人口は食糧生産量に規定されていました。
そして食糧生産量は、固定された窒素の土壌含有量によって規定されていたのです。

窒素はタンパク質の根底にある元素であり、窒素なしには生命体は存在しません。
動物も植物もバクテリアも、みんな窒素が無ければ存在できないのです。

空気中の元素の約80%は窒素です。
しかし期待の窒素はN2として存在していて、三重結合で強固に結びついており、不活性な物質です。
これが生命体に利用できるようにするためには、窒素の三重結合を切り、窒素原子単体にする必要があります。

窒素単体の三本の腕に水素がそれぞれくっついた物質(NH3)をアンモニアといいます。
アンモニアから、様々な窒素化合物を作ることができ、また植物はアンモニアをはじめとした窒素化合物を栄養として成長することができます。

空中窒素の固定技術とは、空気中の窒素から、アンモニアを作る技術です。

そして地球上に窒素は膨大に、それこそ無尽蔵なくらいにあるのですが、固定された窒素というのはわずかしかありませんでした。
空気中の窒素を固定できるのは、一部の根粒菌や、落雷に伴う窒素固定しかありませんでした。

地上に固定された窒素が生産可能な食料を規定し、供給される食料が人口を規定する、というのが20世紀初頭までの世界でした。

社会が平和になると、人口が増加します。
人口が増加すると、必要な食料も増加します。
しかし、食糧生産には上限があります。
それでも平和である限り、人は増え続け、食糧が足りなくなると、平和の均衡が崩れます。

飢えた人は他国に侵入し、食料や農地を奪おうとします。
自分たちが生き延びるために。

これが、第一次世界大戦までの戦争の本当の理由です。
他国がいがみ合う理由です。

ハーバーとボッシュによる空中窒素の固定技術が発明されてから100年近くたち、この100年弱の間にこの新技術によって固定された窒素は、それまで地球上に存在した固定窒素の量をすでに上回っています。

これが、現在地球上に70億人の人間が生存していられる理由なのです。

空中窒素の固定技術がある限り、更にどれだけ人口が増えても大丈夫、という訳ではありません。
耕作可能な農地から産生される食料によって養う事の出来る最大人口は、90億人です。

こうしている間にも人口はどんどん増え続けています。
90億人に達する日も、そう遠くは無いのかもしれません。









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