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2013.1.20投稿記事②

土壌の肥沃度

土壌に含まれる栄養素を作物が利用し、その作物を人間が利用する。
人間が作物を通じて土地から奪った栄養素を補充しなければ、土壌はどんどん痩せていきます。
なので、失われた栄養素を戻すために、施肥をするわけです。

しかし、その肥料はどこから持ってくるのでしょう?
牛や豚、鳥などの家畜の糞?麦わら?腐葉土?

でも、牛や豚、鳥も餌を食べますよね。
その餌は牧草地で栽培されていますよね。
その土地は、どうするの?
種を蒔けば、毎年毎年青々とした牧草が育ち続けると思っているわけ?
そんな訳ありません。

肥料の問題は、皆さんが考えているよりも深刻な問題なのです。
実際、良質の肥料を求めて戦争が起こったりもしました。
有名なグアノ戦争、チリ対ボリビアの太平洋戦争ですね。
アメリカでは、グアノ島法という法律まで作って、肥料のために太平洋諸島を侵略しまくりました。

今から約100年ほど前に、ハーバー・ボッシュ法が開発され、夢の化学肥料が誕生しました。
難しいといわれていた、空中窒素の固定法です。
これにより、固定窒素の量は飛躍的に増え、現在ではハーバー・ボッシュ法が出来る前の世界にあった地球上の固定窒素の総量の、倍以上の固定窒素が存在しており、今なおどんどん作られ続けています。

こうして、奪われた栄養素のうち最も補充が難しい栄養素である窒素を、人間は科学的に作ることができるようになりました。
畑にまけば、魔法のように作物の収穫量が飛躍的に増えました。

しかし、そうすると今度は他の栄養素が不足するようになりました。
それは、リンです。
リンはリン鉱石という形で地球上に豊富に存在していましたが、窒素固定が開発されるまでは、作物の収量は固定窒素の量に依存していたため、それほどの需要はありませんでした。
しかし、空気から固定窒素を作る技術が開発され、世界中の農地で収穫量が激増したため、土壌のリン不足が顕著になり、リン鉱石の需要が増えました。

そうなると、今度はリンの奪い合いです。
リン鉱石が豊富に埋蔵されている国は、アメリカや中国です。
これらの国も、将来のリン資源の枯渇を恐れ、輸入制限や禁輸を行うようになってきています。
今までのように、化学肥料は安価でじゃんじゃん使う事は出来なくなってきているのです。

化学肥料の登場によって、安価で飛躍的な収量増加が出来るようになると、循環型農業はあっさりと放棄されました。
さらなる収量の増加と、管理の簡単さから、近代農業が普及してきました。
それは、大量の化学肥料と農薬を使う農業です。

化学肥料によってドーピングされた土壌で、より作物を密集した状態で育てるために、作物は病害虫に非常に弱くなります。
それを補うために、大量の農薬が使用されるようになりました。
化学薬品によって、世界中の広範囲の農地が汚染されていったのです。

その土壌に雨が降れば、土壌の流出とともに農薬も川や海に流れ込みます。
循環することで人も動物も植物も微生物も、自然と調和して生きていた時代は終わりました。

でも、このような蛮行はいつまでも続くものなのでしょうか?
一度破壊された自然は、そう簡単には元には戻りません。

今日我々文明社会に生きている人間たちは、かつての自然と調和し、循環型で共生していた頃の人間社会とは全く違った生き方、社会、価値観を持つようになりました。
それは、文明の恩恵であり、人類の進歩であり、人間の英知の勝利であると考えているようです。

でも、僕はそうは思いません。
今日これだけ社会に病気が蔓延している世の中は、どう考えても異常だし、幸福な社会では決してありません。
自然はそれを冒涜し、破壊し続けてきた人間たちに、きっちりとそのツケを払わせているのです。









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