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2013.1.31投稿記事②

とある南の島の話

今から150年ほど前の話。
南のとある島では、島民たちが自給自足の暮らしをしていました。
そこの島民たちは、皆頑健な肉体を持っていて、顎もよく発達し、不正咬合の人は一人もいませんでした。
結核で死ぬ人は一人もいなく、むし歯の罹患率も0.76%に過ぎませんでした。
人々はみな勤勉で陽気で高い道徳心を持ち、泥棒はいませんでした。

そんなところにイギリス人がやってきました。
彼らは島の人と交易を持ちかけました。
イギリス人は島に精製小麦粉、甘味食品、シロップや缶詰など、近代食品を持ち込みました。
島の人は島で採れた魚介類などを渡しました。

交易が盛んになり、イギリス人たちは島の人を近代化させようとしました。
島に教会を作り、イギリス流の近代文明を島の人に普及させたのです。
島の人は伝統的な食生活を捨て、近代食を摂るようになりました。

そうして島の人たちが近代食を摂るようになると、むし歯が多発するようになりました。
結核が流行し、多くの人が死んでいきました。
近代食を摂るようになった両親から生まれた子供は、不正咬合になりました。

その様子を見て、イギリス人は言いました。
「この島の人たちは、歯磨きをする習慣が無いからむし歯になったのだ。未開の原住民たちに歯磨きを普及させねばならない。」と。

しかし、いくら島の人たちに歯磨きの習慣を教えても、むし歯は増える一方です。
むし歯のあまりの痛さに耐えかねて、自殺する人まで現れるようになりました。

結核の死者も増える一方です。
イギリス人は近代的な病院を島に作りました。
すると、病院はすぐに病人たちでいっぱいになりました。

島の長老は言いました。
「イギリス人が持ち込んだ近代文明が、我々民族を滅亡のふちに追い込んでいるのだ。我々は昔のような自給自足の生活の戻らなければならない。」

しかし、全ての島の人たちが昔の暮らしに戻った訳ではありませんでした。
イギリス人が持ち込んだ近代食にすっかり慣れきった島の人は、もう昔の暮らしには戻れません。

そうして、近代化された集団と、伝統的な暮らしに戻った集団とに分かれました。
伝統的な暮らしに戻った集団は、むし歯の進行も止まり、人々の健康は回復し、また以前のように平和で豊かな暮らしになりました。
一方、近代化された集団の行く末は…

これは実際に起こった話です。
この南の島とはニュージーランド、マオリ族のことです。
かつて、世界で最も優れた肉体を持つ民族といわれた集団のお話です。
彼らにかぎらず、近代食が持ち込まれた伝統的な暮らしを持つ原住民族たちには、同様の悲劇が待っていたのです。

さて、今日むし歯で歯医者さんに行きました。
その歯医者さんは、「むし歯は歯磨きがきちんと出来ていないのが原因です、むし歯予防のために、歯磨きをしっかりするようにして下さい。」と言ったとしたら…

あなたはその歯医者さんのことを、どう思いますか?









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