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2013.2.3投稿記事②

予防歯科の道

歯科医師免許を取って、もうかれこれ15年ほど歯医者として働いてきました。
今では予防歯科の大切さ、本当の予防歯科とは、など色々な情報を発信しておりますが、最初から予防歯科が専門だったわけではありません。
僕が今なぜ予防歯科に取り組んでいるのかを、簡単に説明します。

僕は平成10年に北海道大学歯学部を卒業し、そのまま北大の矯正科に残りました。
矯正科に残った理由は色々ありますが、僕がクラスで最も器用だったからです。
歯科で最も器用さを求められる臨床分野が矯正だといわれていたため、なら自分の行く道はそこだろうという、結構安易な理由です。
同様に大学院に行くと奨学金が受けられるという安易な理由から、大学院にも行きました。

矯正科に6年在籍した後は、一般の歯科医療法人に勤務医として就職し、分院長として働いていました。
大学を出てから、優れた臨床家になりたいという目標があったので、スタデイーグループなどに入ったり、教科書を買い込んで読みふけったりしていました。

そうやって世の中がちょっとづつ見えてくるようになると、理想とする歯科治療と現実に日本で行われている歯科治療とのギャップの大きさを知るようになりました。
経営者は代診にコストカットと手抜き治療を勧めておいて、儲けは自分のために使う。
それは本当の医療ではないと思うようになりました。

その後いくつかの歯科医院を転々とし、現実のひどさを再認識するほどに、結局自分が正しいと思う道を行きたいのなら、独立・開業しか道は無いのだと思うようになりました。
そうして今から5年前、34歳の時に今の千葉の歯科医院を開業しました。

理想を現実化するためにはまずは稼がなくてはいけない、そう考え儲かっていそうな歯科医療法人の経営スタイルを真似ました。
ただし、診療そのものは極力妥協せず、質の高い治療を提供するよう努力してきました。
そうやって頑張っていても、一向に経営は上向きません。
それもそのはず、日本の保険診療の制度では、治療の質に関わらず診療報酬は決まっているので、良い治療をすればするほど病院の持ち出しは増え、経営は傾く一方だったのです。

その一方で、患者さんがたくさん集まっていて、儲かっている歯医者からの急患を診ると、そのあまりにひどい治療の質に愕然としてしまいます。
でも、そこは非常に人気があって、予約もなかなか取れないからウチに来たんだとか。
治療の質と、歯科医院の繁盛とは関係が無いのだとあらためて感じました。

僕は歯科医師になった時から、日本の歯科医療を現場から変えたい、と考え行動してきました。
そうやって開業し、毎日遅くまで頑張って働いても、一向に僕の歯科医院は大きくならず、隣の歯医者のひどい治療を止めさせることすらできません。
このままでは、日本の歯科医療どころか、稲毛の歯科医療すら満足に良く出来ない。
そもそも、近隣の住民にもウチの治療の質は伝わっていない…
非常に悩みました。

そこである時ひらめいたんです。
そうか、みんながむし歯や歯周病になるから治療が必要になるんだ。
だったらむし歯や歯周病にならないように予防してしまえば、もはや周りの歯医者の治療の質など関係なくなる。
世の中を本当に良くしたいのなら、予防以外に道は無い、と思い至ったのです。

というのが、僕が予防歯科を立ち上げた理由です。
ウチの予防歯科のスタイルがどうやって確立されていったかは、また今度の話で。









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