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2012.5.25投稿記事②

アボリジニーとBegg

ベッグテクニックで有名なベッグさんですが、今日ベッグテクニックはほとんど見かけなくなりました。
なので、ベッグさんを知らない人も多いのでは?
という訳で、ベッグさんのアボリジニーの研究について書きます。

ベッグさんはオーストラリア出身の矯正科医で、アングルさんの弟子でした。
ベッグさんはアングルさんの元を離れ、オーストラリアで矯正専門医になるのですが、ベッグさんがアングルさんの元にいた頃は、アングルさんがまだエッジワイズ装置を開発する前で、ピンアンドチューブ装置を使っていた頃だったので、ベッグさんはそのテクニックを持って、オーストラリアに帰り、その装置に改良を加え、ベッグテクニックが出来ました。
…話が逸れましたね。

ベッグさんはオーストラリア人だったので、アボリジニーに目が行くのは当然だったのでしょう。
矯正科医の間で、アボリジニーに不正咬合が非常にまれであることは、この時代でも有名だったんじゃないでしょうか。
アボリジニーの顎骨模型を観察していたベッグさん、あることに気が付きます。
それは、アボリジニーの成人の歯が、著しくすり減っているということです。
カンガルーなどの野生肉を調理せず、そのまま食すアボリジニーの人の歯は、すごくすり減ります。
そこでベッグさんは、「アボリジニーに不正咬合が無いのは、歯の咬耗が起こるからだ!」とひらめくのです。
アボリジニーの人は咬耗のために、自然に歯(の幅径)が小さくなるので、不正咬合にならない、しかし現代人は調理・加工された食物を食すために、咬耗がほとんど起こらない。
だから現代人は不正咬合になるのだ、とベッグさんは考えました。
咬耗が起こらない現代人には、咬耗で得られるスペースの代わりに抜歯が必要であるとベッグさんはいいました。

このベッグさんの考えの背景には、師匠であるアングルさんの思想が影響しています。
アングルさんはエッジワイズ装置を考案して、「現代矯正学の父」と呼ばれる、とっても偉い人です。
しかし、反面アングルさんは非常に頑固な人でもありました。
アングルさんは、「人は生まれながらにして、調和のとれた形態を持っている」と考える人でした。
なので、不正咬合は元々の骨格に問題があるわけではなく、歯の位置が悪いために様々な問題が起こるのだ、と考えました。
だから、決して抜歯することなく、歯を本来あるべき位置に並べることが出来る、と考えていました。

アングルさんが現役のころから、抜歯治療の必要性を訴える人はいたのですが、アングルさんはこれらの人々を徹底的に排除しようとしました。
だから、アングルさんの弟子が抜歯治療を唱えることは禁忌だったのです。
しかし、アングルさんが退いた後、アングルさんの一番のお弟子さんであったツイードさんが、抜歯の必要性を訴えだしました。
ツイードさんが抜歯治療の正当性を証明するために用いたのが、セファロ分析です。
そう、アングルさんが現役のころはまだ、レントゲンが無かったんですね。
その後、レントゲンの登場と、セファロ分析の発展の中で、骨格の成長に対する理解が深まっていきました。
現在では、抜歯治療は必要なオプションとして認知されていますね。
…また話が逸れたようです。

ともあれ、ベッグさんはアボリジニーに不正咬合が無いのは、咬耗のせいだと考えました。
しかし、プロフィットさんに言わせれば、アボリジニーに不正咬合が無いのはほかの理由からだそうです。
アボリジニーの人がカンガルーの肉を食べるとき、あごの筋肉のみならず、首や肩の筋肉も積極的に使って肉をかみ切っています。
アボリジニーの人にとって食事とは、上体の筋肉をフルに使う作業なのです。
この”あごの筋肉”というところがポイントなのではないでしょうか?
すなわち、小さいころから固いものでも何でも、しっかりとよく咬んで食べる、という生活習慣こそが、不正咬合の予防に大事なのではないかって思います。








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