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2012.5.28投稿記事①

全身と局所の抵抗力

予防歯科を考えるにあたって、ここは避けては通れない所ですね。
という訳で、今回は抵抗力についての考察です。
特に、歯周病との関係でみていきましょう。

野生動物やアボリジニーやエスキモーの人の例から、歯石やプラークがあっても、歯周病は必ずしも発症しないことを考察しました。
その理由が、宿主の抵抗力(免疫力)なのです。

前回唾液が局所の抵抗力に貢献していると書きました。
でも、それだけではありません。
局所の抵抗力に貢献する要素として、Texureがあります。
実は、食事をとること自体が歯をきれいにすることにもなっているのです。
しかし、調理・加工されたやわらかい食事では、歯の清掃作用は非常に弱くなってしまいます。
昔、歯磨きガムというのがありましたが、ガムで歯磨きというのもあながちウソではないのです。

歯列、咬合も局所の抵抗力に大きく関係しています。
叢生の無い、きれいな歯の配列は、プラークの停滞をしにくくします。
咬合関係が良好で、食物の咀嚼がしっかりと行われれば、唾液も十分に出て、食物による歯の自浄作用も十分に働きます。

歯が十分な咬合力を受け続けることによって、歯根膜や歯周組織も賦活化され、抵抗力が増します。
だから野生動物や、またアボリジニーやエスキモーの人が歯磨きしないのに歯周病にならないのです。

ここで注目してもらいたいのが、咀嚼力です。
成長・発育に問題があり、咀嚼器官が十分に発達してないと、この咀嚼による自浄作用と歯周組織の賦活化が十分に起こりません。
また、口腔諸器官が十分に成長・発達していないので、咀嚼力が弱く、十分な硬さのTextureを持つ食物を咀嚼できないため、必然的にそういう食物を避けるようになります。

また、幼少期からの咀嚼の習慣化が十分に行われないと、あまり咬まずに飲み込むようになります。
そしてこれは、成長が進んでから後天的に身に付けようとしても、なかなか身に付きません。
ひどくなると、幼児期の嚥下様式を、成人まで引き継ぐことにだってなります。
これは幼児型嚥下、舌突出癖、タングスラストなどと呼ばれ、さらに開咬という不正咬合を惹起したりします。
こういう機能的問題、習慣的な問題の矯正は、しばしば著しく困難です。

歯周病の予防・管理を行う上で非常に大きな問題となるものの大部分は、幼少期からの成長・発育にその原因があるのです。

全身の抵抗力については、また今度で。








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