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2013.4.2投稿記事③

単糖の代謝

糖質は消化され、単糖まで分解されてから吸収されるんでしたね。
単糖にはさまざまな種類がありますが、我々が主に摂取している単糖はグルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)、ガラクトースの三種類です。
これらは吸収後の糖代謝に違いがあります。
そこで今回は、単糖の代謝について書きます。

単糖の代表はグルコース(ブドウ糖)です。
これは、多糖であるデンプンが、主にグルコースから成っていることでも分かります。
自然界に存在する糖質の大多数がこのグルコースか、グルコースがつながったもので出来ていると考えていただいて結構です。
このため、糖代謝に関する記述はこのグルコースの代謝だけを説明している場合が多いですね。
血糖値とは血中のブドウ糖の濃度のこと、とまで書かれている文献もありますが、もちろん違います。
血糖値は血液中の単糖の濃度のことですが、いずれにせよ基本中の基本として、ブドウ糖の代謝についてまず説明します。

ブドウ糖は小腸で吸収されるとすぐに、血液中に入り込み、血糖値が上昇します。
血液中のブドウ糖は、脳の活動のためのエネルギーとして使われるほか、全身の筋肉や臓器の活動のエネルギーとしても使われます。
この際にエネルギーを得る経路として、解糖系とミトコンドリア系の二つがあります。
解糖系とは酸素を必要としないエネルギー産生で、ミトコンドリア系は酸素を必要とするエネルギー産生です。
ミトコンドリア系の方がより効率的にエネルギーを産生できますが、活性酸素を作ってしまうという問題もあります。
いずれにせよ、人間の活動のための主要なエネルギー源なのです。

この生体の活動のためのエネルギー源であるブドウ糖はまた、人間の体を老化させる物質でもあります。
ブドウ糖は生体内ではとても反応性に富む物質であるため、血糖値が高くなりすぎると、血管内皮細胞や、全身の様々な細胞にくっついて、細胞の機能を壊してしまいます。
これを、糖化反応といます。
特に、血糖値が150mg/dlを超えると、この糖化反応が加速度的に亢進します。
であるために、生体は血糖値が上がりすぎると、インスリンを分泌して血糖値を下げます。

インスリンは肝臓や筋肉に、ブドウ糖からグリコーゲンの合成を促進します。
グリコーゲン合成によって血液中の糖が使われるため、血糖値は低下します。

しかし、筋肉や肝臓のグリコーゲン貯蔵には限度がありますから、それでも使い切れなかったブドウ糖は脂肪細胞が取り込みます。
この、血液中のブドウ糖の脂肪細胞への取り込みを促進するホルモンもまた、インスリンなのです。
脂肪細胞は取り込んだブドウ糖を中性脂肪に変換して貯蔵します。
これが、肥満のメカニズムです。

次に、フルクトース(果糖)の糖代謝について説明します。
果糖もまた、小腸で吸収されるとすぐに血液中に入り、血糖値が上昇します。
果糖もまた、解糖系やミトコンドリア系でエネルギー産生に使われます。
もし血糖値が上がりすぎてしまったら、インスリンが分泌されるところは一緒ですが、果糖はグリコーゲンに変換できません。
このため、すぐに脂肪細胞に取り込まれ、中性脂肪に変換されます。
これが、果糖の方が太りやすいといわれる所以です。

また果糖も、糖化反応を起こすのですが、果糖はブドウ糖より10倍以上も糖化反応を起こしやすいといわれています。
そのため、果糖が体内に多量に入ると、生体にとっては非常に問題が多いのです。

最後にガラクトースですが、ガラクトースは主にラクトース(乳糖)に含まれていますから、この糖を利用するのは赤ちゃんがメインです。
ガラクトースは小腸で吸収され、生体内に入ると肝臓でグルコースに変換されてから利用されます。
グルコースに変換されてからは先ほど述べたブドウ糖の代謝となりますが、グルコースに変換される前のガラクトースは、果糖と同じく糖化反応がブドウ糖の約10倍もあるため、生体にとっては危険な糖なんです。

ラクトースをグルコースとガラクトースに分解する酵素(ラクターゼ)は、基本的に動物の赤ちゃんにしかありません。
ラクターゼを持たない動物や人間がラクトースを摂取しても、利用できずにうんちとして出てしまいます。

ただし、欧米の白人は9割以上が大人になってもラクターゼを持っているといわれており、このような人たちは大人になってもラクトースを分解し、吸収できます。
一方、日本人の約85%は乳糖不耐といって、このラクターゼを持っていませんから、摂っても吸収できません。

こうやってみると、同じ単糖でもブドウ糖と果糖では、吸収後の糖代謝に大きな違いがあることが分かります。
同じ糖質を摂取するのなら、なるべく果糖の少ない物を選んだ方が良く、単糖より二糖類、二糖類よりもオリゴ糖や多糖類の方が、吸収が穏やかになり、血糖値の急上昇が防げます。









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