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2012.6.4投稿記事

不正咬合の環境因子

前回はヨーロッパで発展した成長誘導という矯正治療(顎顔面整形治療)について書きました。
今回は、環境が及ぼす因子について、もう少し検討します。

人は生まれると、まずは母親の母乳を飲んで育ちます。
母乳を飲むとき、赤ちゃんは下あごを一生懸命動かして、お母さんの乳首をしごいて乳を搾ります。
これにより、赤ちゃんのあごの筋肉は鍛えられます。

一方、哺乳瓶中心で育てられた場合、赤ちゃんは軽く吸うだけでミルクを飲むことが出来るので、あごの筋肉が鍛えられません。
このような育てられ方をした赤ちゃんは、離乳後も咀嚼力が弱く、固いものを避けるようになります。

赤ちゃんは母乳を飲むことで成長に必要な栄養素を摂取するのみならず、母親と密着し、直に肌と肌とが触れ合う中で、母親の愛情を感じます。
これが十分に得られることで、その後の心身の発達に良い影響が生まれます。
逆にこの時期に十分な母親とのスキンシップが得られないと、情緒面の発育に障害を残す危険があります。
愛着の不足は、心理的に強い不安をもたらし、情緒が不安定になってしまいます。

犬と一緒にするのはどうかとは思いますが、犬も出生後8週間は親と一緒に過ごすことによって、大切な情緒の形成が行われます。
情緒の形成と、社会性を学ぶ時期に早期に親から離されると、情緒不安定になり、しつけによってコントロールできなくなってしまいます。

母乳による保育は、栄養的には離乳食を摂取できるようになる1歳未満で必要なくなるのかもしれません。
しかし、愛着と情緒の形成においては、2歳くらいまでは母乳を与えるのが良いといわれています。

この時期に早期に離乳すると、心理的不安から、指や布などをしゃぶるようになります。
実は、指しゃぶり自体は殆どの赤ちゃんで普通にみられるものです。
しかし、愛着の形成が不十分で、心理的不安が大きい子の場合、しばしば長期にわたって続く、やめさせるのが困難な指しゃぶりへと発展します。

3歳を過ぎて指しゃぶりをしている場合、不正咬合との関連が強く示唆されます。
この時期は乳歯列なので、乳歯の不正咬合というよりは、顎骨の発育異常が惹起されるということです。
指しゃぶりをやめさせるのがしばしば困難な理由は、乳児期からの育て方にその根本的な問題があるからです。

これから母親になる人、または現在育児中の方は、この愛着と情緒の形成の重要性を理解していただきたいです。
将来の顎口腔系の正常な成長・発達を考えた時、乳児期から必要な指導を行うことが予防歯科にとって重要なのです。








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