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2013.4.21投稿記事④

埋もれた歴史

僕の提唱する予防歯科の原点は、W.A.Price博士が1939年に出版した「食生活と身体の退化」に由来します。
この本に書かれている内容は非常に衝撃的であり、僕の考えを根底から変えてしまったといっても過言ではありません。
その後分子整合栄養医学と出会い、学びを深めていくにつれ、Price博士の約80年前の主張がいかに正鵠を得ているか確信を深めてきました。

しかし、これほどまでに疾患の本質や予防法を明確に示唆しているにもかかわらず、その知識なり実践法なりがこうも普及していないのだろう、という疑問がずっとありました。
その答えを、先日読んだ本の中に見つけました。

その本とは、トーマス・ヘイガー著「サルファ剤、忘れられた奇跡 - 世界を変えたナチスの薬と医師ゲルハルト・ドーマクの物語」です。
この本の主人公であるゲルハルト・ドーマクは病理学者であり、プロントジルという世界初の合成抗菌薬を開発した人物です。
このプロントジルはサルファ剤と呼ばれる抗菌薬であり、この抗菌薬の出現によって、文字通り医学の世界が根本からすっかり変わってしまったのです。

プロントジルの開発が1935年、その後フレミングが発見したペニシリンが製品化されたのが1945年。
これによって、それ以前では感染症の前に我々人類は全くなす術が無かったのに対し、抗生剤出現後は感染症は命にかかわることの無い、取るに足らないものとなってしまいました。

Price博士は自分の息子をむし歯による感染症で亡くしています。
そう、当時はむし歯というのは命にかかわる重大な疾患であったのです。
感染症に対し無力であった頃は、予防こそが唯一の確実な対処法でありました。
であるからこそ、Price博士は世界中を回り、完全な健康体を持つ人々を徹底的に調査したのです。

しかし、Price博士の願いはその後の抗生剤の出現によって、かき消されてしまいました。
他の感染症同様、むし歯も取るに足らない疾患となりました。
むし歯で死ぬ人は激減し、人々は以前ほどに虫歯に対する恐怖心を持たなくなってしまいました。

一方、ドイツのバイエル社で世界初の抗菌薬が生まれて以降、抗菌薬の開発や販売が、世界の一大マーケットとなりました。
予防医学は脇に追いやられ、疾患に効く薬を開発・販売することで世界的なシェアを持つようになった製薬会社は巨大化していきました。
現場で奇跡の薬を使って、多くの人を救うようになった医者は、次第に高い地位と収入を得るようになりました。

科学の進歩が感染症から人を救えば救うほど、予防の重要性は忘れ去られていきました。
そして、医療産業は巨大化し、今では世界の資本を大きく握っています。

これが、現在我々が生きている時代です。
Price博士の時代より、人は確かに長生きできるようになりました。
むし歯で死ぬ人は、今日ではほとんど見当たりません。
でも、周りを見渡せば多くの人が様々な疾患を多かれ少なかれ抱えています。
病気で苦しみながら、ただ長生きすればそれで良いんでしょうか?
時代の流れの中で忘れ去られた大切なものに、もう一度目を向けるべきではないかと僕は考えます。






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