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2013.4.23投稿記事②

18世紀の医学

僕が西洋医学の歴史について思うとき、特に興味深いエピソードが二つあります。
一つはイグナーツ・ゼンメルワイスと産褥熱の話。
もう一つは、モーツアルトと瀉血の話です。
産褥熱の話は以前書いたので、今回は瀉血とモーツアルトについて書きます。

モーツアルトは皆さんご存知、18世紀の天才作曲家ですね。
1791年、35歳という若さで亡くなった死因は、リューマチ熱だったといいます。
当時の西洋医学では、ヒポクラテスの時代からいわれている、四体液説がまだまだ主流でした。
四体液説とは、人間は血液、粘液、黄胆汁、黒胆汁からできているという考え方です。
病気は、この四体液のバランスの乱れと考えられていました。

リューマチ熱は、高熱が出ます。
ですので当時の西洋医学では、一般的な処置法として、瀉血が広く行われていました。
瀉血とは、血を抜くことです。
血を抜くことにより、循環血液量が減って血圧が下がり、血が薄まって貧血になります。
このことにより熱は下がりますから、患者としては楽になるというわけです。

今から考えると、なんてひどい治療だろうと思いますよね。
でも、当時はこの治療が正しいと一般的に信じられていたのです。
そして、モーツアルトは実際はリューマチ熱ではなく、瀉血のための失血死で亡くなったといわれています。
実際は、失血による免疫力の低下で死亡したと思われます。

現在こそ瀉血は行われなくなりましたが、それに近い治療は行われています。
それは、点滴です。
輸液をすることによって血液が薄まり、熱が下がります。
ですから、熱が上がって苦しんでいる患者さんには、効果的な処置となるわけですね。

でも、なぜ熱が上がるのかという事を考えると、それは人間の体が病原体と戦っているからだとも考えられます。
そうであるのなら、熱を下げることは体の免疫反応を弱めることになります。
熱が出るのには意味があり、それをむやみに操作してはならないと、僕は考えます。

何が言いたいのかというと、18世紀の医療というのは、今から考えるとずいぶんといい加減でひどいことをしていたと、今の人から見ればそう思われるでしょう。
でも、現代医療だって、今から200年後の人から見たら、同じように映るかもしれません。

我々の生きている世界というのは、決して生命の神秘を解き明かし、何でも分かっているわけでは決して無いという事です。
であるのなら、現代医療が絶対正しいと盲信することが、いかに危険なことかにも気づくことでしょう。
医者に殺されないようにするためには、バランスのとれた知識を持つ必要があるのです。









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