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2012.9.25投稿記事②

腸内細菌の続き

腸内細菌には、善玉菌と悪玉菌がいるというお話です。
腸内細菌といっても、その大部分は大腸に住んでいます。
十二指腸、小腸では、胆汁酸が分泌され、胆汁酸の界面活性剤としての働きによって、細菌が生息しにくい環境であるため、胆汁酸が回収される回腸以降で主に細菌は生息しているんですよ。
とはいっても、小腸にカンジダ菌が繁殖することもあるので、必ずしも小腸は菌がいないという訳ではありませんが。

そして、回腸以降の大腸に回ってくる食物は、小腸で吸収できる栄養素の99%以上を吸収された残りかすと水分となっています。
大腸では、主にこの水分を吸収し、便の固さを作っています。
そして、便と共に共生している微生物が、腸内細菌、という訳ですね。

さて、人体が健康体であり、食事に特に問題が無ければ、腸の中の細菌のバランスは良好に保たれるはずです。
大腸に回ってくる食物は、人間が吸収できる栄養素はほぼ吸収されつくしているため、人間が吸収できない栄養素と、食物繊維によって成り立っています。
こういう食物が大腸に回ってくることで、自然と良好な腸内細菌叢となるはずです。

善玉菌の代表といわれるのは、ビフィズス菌などの乳酸菌です。
この乳酸菌は、糖を栄養にして生存しています。
しかし、ブドウ糖や果糖などの単糖類は、小腸で吸収されつくしており、大腸の段階でほとんど残っていません。
大腸内に豊富にあるであろう、食物繊維はセルロースであり、単糖がたくさんつながった構造ではありますが、セルラーゼによって分解しない限り、栄養としては使えません。
人間はセルラーゼを持っていません。
草食動物ですら、セルラーゼは持っていません。
セルラーゼを持つ微生物は自然界では限られています。
乳酸菌を調べてみても、どうやら腸内細菌としての乳酸菌も、セルラーゼは持っていなさそうです。

セルラーゼを持つ微生物は、一般的に酵母といわれる微生物です。
恐らく、この酵母菌と乳酸菌は一種の共存関係にあり、酵母の産生するセルラーゼによって作られるブドウ糖によって、乳酸菌が生存できているのではないか?と思われます。
乳酸菌は、その名の通り、乳酸を産生する細菌です。
乳酸を産生し、酸性の環境にすることで、その他の微生物が繁殖できないようにしています。
乳酸菌が、悪玉菌の繁殖を抑制しているといわれる所以ですね。
乳酸菌と酵母の組み合わせで日常で我々が食べている物に、漬物があります。
ぬか漬けなどが酸っぱいのは、乳酸菌が産生した乳酸によるものです。

一方、悪玉菌がエサにしているものというのは、やっぱり糖です。
じゃあ、乳酸菌とかぶるじゃん、てお思いでしょう。
でも、大腸まで来た食物の中に糖はほとんど含まれてはいないという事を思い出してください。
元々の食物の中の栄養だけでは、善玉菌も悪玉菌も栄養不足なんです。
ところが悪玉菌は、糖以外のものも栄養として繁殖できるんです。
それは、タンパク質や脂肪です。
これらも本来は胃で消化され、小腸で分解、吸収されるため、大腸まではやってこないはずです。
ところが、消化・吸収しきれなかったタンパク質や脂肪分が大腸までやってくると、悪玉菌はこれらをエサにして、活発に繁殖します。
悪玉菌の代表としては、ウェルシュ菌などですが、悪玉菌といわれるのは、これらタンパク質や脂肪を栄養として利用し、繁殖する際に、人体に有害な物質や毒素を産生するからなのです。
タンパク質も脂肪も、人間にとって必要不可欠な栄養素なのですが、大腸まで行かせてはダメなんです。

あと、人間が吸収できない栄養素で、腸内細菌が利用できる栄養素というのもあります。
代表的なものとしては、乳糖があります。
乳糖は、赤ちゃんのうちは母乳中の乳糖を分解するためのラクターゼという酵素を持っているため吸収できるのですが、大人になるとラクターゼが産生されなくなるため、乳糖が分解できず、吸収されずに大腸まで送られます。

実は、アメリカやヨーロッパの白人(コーカソイド)は、大人でも92%の人が乳糖分解酵素(ラクターゼ)の産生があります。
ところが、日本人では乳糖分解酵素を持つ大人はわずか15%にしかすぎません。
すなわち、85%は乳糖を分解できない(=乳糖不耐)なのです。

乳糖不耐の人が乳製品を食べ、ラクトースが大腸まで行くとどうなるか。
ラクトースを利用できる微生物としては、乳酸菌があります。
そうか、なら善玉菌のエサになるんだ!と思われた方、ちょっと待ってください。
実は、乳酸菌より先に乳糖を利用し増殖する細菌が、大腸には住んでいます。
それは、キングオブ腸内細菌!?である、大腸菌です。
大腸菌は、乳糖が大好物で、乳糖が大腸までやってくると、ここぞとばかりに繁殖します。
じゃあ、大腸菌は善玉菌か、悪玉菌かといえば…
これは残念ながら、悪玉菌なんですね。
何もキングじゃないじゃん!!って、じゃあなんで大腸菌って名前なんでしょうね。

というわけで、腸内環境をよくするためには、大腸に食物繊維以外の余計な栄養分をなるべく流さない、という事が何より重要だってことですね。
ヨーグルトは腸に良いって、乳糖分解酵素がある人限定のお話なんで、日本人の85%は乳糖不耐なんだから、ブルガリアの人にとっての健康食が、そのまま日本人に当てはまるわけじゃないですよってお話です。
そして、細菌のエサとなる、大腸に送られる食物残渣のことを考えずに、やれプロバイオティクスだって言って、乳酸菌を飲んだら腸が健康になるなんて、能天気なのは良いですが、まあせいぜい企業の宣伝に乗せられて騙されないことですね。









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