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2012.10.29投稿記事

保険診療に対する考察~保険診療の闇

日本の国民皆保険制度は、国民の誰もが安価で医療を受けることができる制度です。
安価で、という事はどこかでその穴埋めをしなくてはいけません。
医療はボランティアではありません、ビジネスです。
行為には、それ相応の代償が必要です。
窓口負担が少ない分、どこで穴埋めされているのでしょうか?

以前僕は正確な情報を国民に知らしめ、三つの選択肢を与えるべきと書きました。
保険診療か、自費診療か、予防かと。

今現在、周りを見渡せば歯医者といえば、保険診療を行っている所ばかりだと思います。
そして、自費診療というのは保険の効かない治療に対し選択する治療と考えられています。
例えば、インプラントとか、矯正治療とか、セラミックの被せ物とかですね。

けれども本来は、診療の質そのもので保険か自費かを選ぶべきなのです。
保険が利かない治療だから自費、という事は逆に言えば保険が利く治療は保険で、という事になるからです。
そこが大いなる間違いなのです。

疾患の状態を正しく診査・診断し、治療方針・治療計画を定めて実際の治療を行う。
この際に、保険で治療を行うか、保険外で治療を行うかを選択するのです。
そして、保険なら安いが安いなりの治療となり、保険外なら診療の質に応じた治療費がかかる治療となる、というのが本来あるべき姿なのです。

そうでなければ、保険適応の治療で良質の保険外診療を行う歯科医院が育たなくなってしまいます。
現実に、そうなっているでしょう?

そうした、良質の歯科医療を提供する歯科医師や歯科医院が普及しないのは、保険診療を行っている歯科医師たちがつくウソ「保険でもちゃんとした治療が受けられます」なんです。

この、「保険でもちゃんとした治療が受けられる」のなら、なぜ保険が利く治療なのに保険外の治療が存在するのか、その存在意義が無くなってしまいますよね。
実際に、保険外診療で根管治療や歯周治療を行う医療施設は、極端に少ない状況です。

保険診療を行っている歯科医師たちが付くウソによって、世界標準の良質の歯科医療が日本に根付かないという、何とも皮肉な状況になっています。
また、そうした風潮が多くの歯科医師たちに、世界標準の良質な歯科医療を学ぼうとする意欲すら奪っているのです。

これはウソではありません。
実際に僕は、世界的な歯内療法のバイブルである、「Pathways of the PULP 10th Ed.」を読んだとき、その内容の素晴らしさに感動して、医歯薬出版の人にお会いした時に、この素晴らしい教科書を僕が和訳するから出版して欲しいと頼んだことがあります。
しかし、医歯薬出版の人は、出版しても根管治療の教科書に何万も払う人はほとんど居ないだろうから商売にならないので出版できない、と断られました。

これが日本の歯科医療の現実です。
日本の大多数の保険診療を行っている歯科医師たちにとっては、保険診療は安いがそれなりの治療だという事を知られたくないのです。

もう一つの大問題である、予防歯科については次回書きます。








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