スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2013.5.6投稿記事

妊娠と歯

よく、子供を産んだら歯が悪くなったという人がいますが、それは半分は当たっていますが、半分は間違いです。

まず、女性は妊娠すると、お腹の子供に栄養素を優先的に送るようになります。
タンパク質やビタミン、ミネラルなど、母体の健康を維持するために必要な栄養素であっても、胎児に回されてしまいます。
そのため、たんぱく質やビタミン、ミネラルの欠乏を起こしやすくなるのです。

皆さんご存知の通り、歯はカルシウムでできています。
歯は一度口腔内に萌出したら、ずっとそのままというわけではありません。
歯の表面は脱灰と再石灰化を繰り返しながら、結晶構造を強化しています。

しかし、妊娠するとこのカルシウムも胎児に優先的に持っていかれます。
そのため、唾液中のカルシウムが減少し、再石灰化能が低下するので、むし歯になりやすくなるのです。

むし歯という疾患は、複合的な要因によって起こります。
唾液中のカルシウムの低下が起こっただけで、皆がむし歯になるわけではありません。
あくまでむし歯の発症に大きな影響を与えているのは食事の内容です。
特に砂糖や異性化糖などの糖質が、むし歯の発症や進行と密接な関係を持っています。

女性は妊娠すると、つわりが起こります。
つわりは軽い人と思い人がいますが、栄養学的には妊娠前の十分な栄養補給によって相当程度つわりを軽くすることが出来る事が知られています。

つわりがあると、気持ち悪くて食事が満足に出来なくなります。
そこで、少しでも口当たりの良いもの、甘い物を摂りがちになります。
この、食に対する嗜好の変化によって、今までむし歯のなかった人でも、妊娠を機にむし歯になったりするのです。

でもこれは、食に対する正しい認識を持つことで防ぐことができるはずです。
というわけで、結局妊娠すると歯が悪くなるというのは、半分当たっていて、半分間違っているというわけなんですね。









2013.3.19投稿記事④

上と下への乖離

日本の歯科医療は、ずいぶんと変な事になっています。
僕のFB友達やリアルの友達の中には、非常に卓越した治療技術を持った歯科医師が何人もいます。
非常に勉強家で努力家、セミナーや講習会参加も熱心で、国際的に見ても非常に高い臨床技術を持っています。

例えば、先田先生、船津先生、丹野先生、小倉先生などなどです。
こういった先生方の臨床例を見るたびに、日本の歯科医療も捨てたものではないなと思います。

しかし一方では、現場で患者さんの治療をするたびに、他の歯科医院で行われた治療の質の低さに愕然とします。
これが先進国の歯科治療なのかと。

前にも書きましたが、日本の歯科医療制度、特に保険医療制度は出来高払いであり、治療を行えば行うほどに治療費が入ってきます。
しかも、治療の種類によって治療費が一律固定されていて、治療の質は問われません。
ですから、きちんと手間隙かけてしっかり直せば直すほど、医院の経営状況は悪くなります。
また、治療した歯が長持ちすればするほど、再治療しなくて澄むようになるので、やはり患者数の減少や、処置の減少に繋がり、医院の経営環境は悪化します。

そういう中でも質の高い治療、良い治療を目指し頑張っている諸先生方には、頭の下がる思いです。
ぜひ今後も頑張っていただきたい。

しかし僕の主観では、そういう頑張っている”良い”歯科医師というのは、日本の歯科医師全体の中では恐らく1%に満たない数でしょう。
日本に歯科医師は約10万人いますが、その大半が僕から見れば患者をカモとしか思っていないような、残念な歯科医師たちです。
そりゃ、個々の先生方にも言い分はあるでしょうが、純粋に治療の質を評価するとすれば、終わっていると思わざるを得ません。

そもそも、日本人の約86%にむし歯があるということがどれだけ異常なことか、皆さんは想像がつくでしょうか。
ここまで社会に虫歯が蔓延しているというのは、日本の国の歴史上、かつて無いことなのです。
そして、そんな社会状況を憂慮して、予防歯科を普及すべく活動している歯科医師を、僕はほとんど知りません。
良くメディアや、ネットなどで喧伝されている、いわゆる予防歯科は、全く予防になっていません。

そうであるのなら、本気で予防歯科を実践し、普及させようという人間が一人くらいいたって良い筈。
そう考えて去年から本格的な予防歯科を自分のクリニックで始めました。

今はまだ、小さな運動かもしれませんが、これがいつか社会を動かすような大きな流れになることを願って、頑張っていきたいと思います。



歯医者が虫歯を作ってる

新品価格
¥1,404から
(2014/5/5 20:24時点)



2013.3.17投稿記事②

実体験は無意味

日曜はあんまり読む人もいないだろうと、ちょっと過激なことを書くという勝手な企画ですが、もちろん今日だってやりますよ!
いいね!の数が3ケタになってもきっと気のせいです(笑)。

僕はむし歯がありません。
歯並びもきれいなので矯正したことがありません。
ですから、僕は患者さんの気持ちが分かりません。

でも、自分で言うのもなんですが、僕は治療が上手くてきれいです。
矯正科出身なので、矯正治療には自信があります。
舌側矯正やらせたら、日本でも屈指の実力だと思っています。

だから、治療者として患者の気持ちが分かるかどうかなんて、どうでも良いんですよ。
自分が矯正治療経験者だから、未経験者より治療が上手くなるわけでは決してありません。
でもね、実際にいるんですよ。
東京の一等地で開業している某矯正歯科専門のホームページには、当医院では院長を始めドクター、スタッフみんなが矯正治療経験者ですって謳っている所が!
…残念なことに、その先生の矯正治療は僕よりも、”残念な”治療ですが。
つまんないこと謳う前に、治療技術を磨いたら良いのにね。

僕が学生の頃、補綴の講義で開業医の先生が特別講義をしたことがありました。
その開業医の先生は、「患者の気持ちを知るために、僕は自ら上顎6番を抜歯して、入れ歯にしました。自分が入れ歯を使うようになって、患者さんが入れ歯で苦しむ気持ちが分かるようになりました。」って、言っていました。
何ていかれたオッサンなんだ!って当時は思いましたが、今でもそう思っています。

そんなことやこんなことをしても、結局のところ、人の気持ちなんて決してわからないんだから、黙って腕と知識を磨けよ!って言いたいです。









2013.3.8投稿記事①

どっちもどっち

病気の治療ばかりをやりたがり、疾患に至る本当の原因を決して知らせないような歯医者。
とりあえず困っている所を治してもらうためだけに歯医者に行き、治療が終わればまた元の生活、な患者。

まあ、どっちもどっちだね。
治療の技術ばかりを追い求め、腕を誇って患者を集める歯医者って、なんて意地汚い輩なんだとは思います。
でも、困った時だけなんとかしてもらおう、都合のいい時だけ利用してやろうって患者もしょうもない人間ですね。
そんな奴に限って、上手な歯医者、良い歯医者を探したがるけどね。
くだらないっていうか、バカバカしいっていうか。

その場しのぎの治療を繰り返し、どんどん口の中が崩壊していく様は、さながら”ラットレース”のようです。
それを求める患者と、それに答える歯医者が世の中の大半であり、それで社会が回っているんだけどね。
あ~、バカバカしい!!









2013.3.7投稿記事②

インプラント

これでも一応歯医者なので、歯医者っぽいことを書こうと思います。
僕は、近年の歯科界での革新的な治療法・治療素材について、最もすごいと思っているのがインプラントです。
ちなみに、惜しくも2位はMTAですが、こちらの方は置いといて…

インプラントとは、歯が無くなってしまった場所に、チタンでできたネジのようなもの(インプラント)を顎の骨に埋め込み、失われた歯の代わりにするという治療法です。
1960年代から盛んに開発されてきましたが、日本ではここ10年ほどすごい勢いで全国に普及しました。
今では全国津々浦々で行われており、自分が住んでいる地域でインプラントをやっていないところが無いというくらいになっています。

インプラントはあごの骨に穴をあけてインプラントを埋入する手術を必要としますから、それなりのリスクはあります。
へたくそな歯医者がいい加減な処置をして事故を起こすこともままありますが、経験豊富なベテランの先生であっても事故を起こすことだってあります。
タクシードライバーが交通事故を起こすことだってあるようにね。

でも、同様に交通事故があるから車は一切ダメ!という事ではないように、事故のリスクがあるからインプラントは全てダメ!という事にはなりません。
そして、運転歴や走行距離が運転技術を必ずしも反映しないのと同様、インプラント症例数や経験年数が、必ずしも手術のウマい・ヘタを決めるものでもありません。
というか、僕的にはあんまりどうでも良いです。

インプラントは非常に丈夫で、痛みも無く硬いものをバリバリと咬むことができるので、失われた咀嚼機能の回復という点では、これに勝る補綴方法は無いといえます。
残念ながら歯を失ってしまった人にとっては、まさに福音となっています。

ただしそんなインプラントにも欠点があります。
それは、感染に弱いこと。
そもそも、歯を失うという事は、人間にとって非常に大きなことで、そこまでに至るからには口腔内のみならず、全身的にも重篤な栄養欠乏や免疫力の低下があるはずです。
すなわち、ベースとなる体の状態が悪いから、歯を失ってしまったのです。

そうであるなら歯が無くなって、インプラントにしようか入れ歯にしようかと考える前に、まずは自分の全身的な状態がどのような状態であるか、このような状態に至ってしまった原因はどこにあるかをしっかりと認識しなくてはいけません。
そして、全身的な栄養状態の改善と免疫力の向上、生活習慣の改善や、特に重要なのが誤った食生活の認識と正しい食生活の実践、これ無しにいかなる処置をしたところで長期的な安定と成功は望めるべくもないでしょう。

このような視点の無いまま、インプラントだけが先走って普及してしまったから、インプラントにまつわる様々な事故や不幸な転帰が巷に蔓延してしまったのです。
ですから、悪いのはインプラントではありません。
病気の真の原因を放置したまま治療を優先させたドクターと、治療だけを求める患者の双方の責任なのです。









プロフィール

さとうながお

Author:さとうながお
さとうながおの館へようこそ!
このブログはFacebook長尾周格投稿記事をまとめて掲載しています。
Facebookで読みそこなったあの記事、もう一度読みたいあの記事を検索するのに便利!
さとうながおファンの皆様には必見のブログです。

なお、当ブログに掲載されているスポンサー広告は、さとうながお及び記事の内容とは一切関係ございませんの下ご了承ください。

歯医者が虫歯を作ってる

新品価格
¥1,404から
(2014/5/5 20:24時点)


最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。